'02/09/22(日) 第11回ぶどうの里ふれあいマラソン大会 <2/3>
  
'02/09/22(日)

 福山市のお隣りの岡山県井原市で“第11回ぶどうの里・ふれあいマラソン”が開催されましたけど、井原市周辺もなかなかイィとこ なんですよ(^-^)

 私の職場にも井原市から通勤しておられます女子社員がおられますけど、高架の井原鉄道が なかなか快適で交通の便も良好ですし、充分、福山市内への通勤圏内なんですよ(^.-)☆

 史跡・美術館・運動公園…等も整備されまして住み心地の良さそうな井原市。
 せっかく井原市の話題を取り上げさせて頂きましたので、市内の名所と言いますか、私が出かけてみたい箇所を少しご案内させて頂きますネ(^-^)/

  
(左)永祥寺:合格祈願で知られる那須氏の菩提寺。この近辺には那須与一の墓を始め、那須一族の墓など、ゆかりの史跡が点在してい ます。
(中)高山寺:市の西部高屋町にあり、天平3年(731年)行基菩薩により開基された高山寺。ここには、国指定重要文化財の不動明 王座像、地蔵菩薩立像が安置されている。境内の大樹「もっこく」は天然記念物に指定されています。
(右)浪形岩:千手院裏庭にある貝類の化石で出来た岩は、約2千万年前の歴史を物語る県の天然記念物。石灰岩が長い年月の間に地下 水で溶かされ、その後が浪に洗われたあとのように見えることから“浪形岩”と呼ばれ、当時、一帯が浅い海だった事を物語っています。
  
(左)華鴒 (はなとり)美術館:広島県神辺町出身の日本画家・金島桂華の作品を中心に、横山大観や梅原龍三郎など近代の日本画家の作品を多数 収集。季節ごとにテーマ展を開催しています。
(中)相原公園「桜」: 嫁いらず観音に隣接する相原公園は、桜の名所として親しまれています。
(右)高越城址公園: 戦国時代に活躍した名将・北条早雲は高越山に城を構えた伊勢氏の出身で、井原に生まれ青年期までを過ごしました。高越城址公や伊勢氏一族の菩提寺である法 泉寺で若き日の名将に想いを馳せて下さい。

井原市立“田中美術館”

 田中美術館は、近代彫刻界の巨匠・平櫛田中(でんちゅう)の作品を保存展示して、永くその偉業を讃えるとともに、文化の向上に資するため、昭 和44年に「田中館」として開館しました。

 昭和48年には博物館法により登録され、「田中美術館」と改称、昭和58年、市制30周年を記念して新館を開館しました。

 所蔵品は、生前に田中が市内の小・中・高校へ寄贈していた作品や、「田中館」の会館により新しく寄贈された作品と、田中没後遺族から贈られた 遺作・遺品を中心とし、田中との関係の深い日本美術院の作家及び平櫛田中賞受賞作家の作品があります。

 また、3階には、田中が数々の名作を創り出した東京上野桜木町のアトリエを再現し、当時の面影を偲ばせています。

平櫛田中の芸術

 平櫛田中は、明治・大正・昭和の三代にわたって創作活動を続け、近代彫刻界に不滅の金字塔をたてました。

 大阪の人形師・中谷省古に手ほどきを受け、26歳の時に上京して高村光雲の指導を受けましたが、ほとんど独学で彫刻家への道を歩み始めていま す。この頃には写実を基礎に、日常身辺にみられる老人や子どもをモデルにした人間味あふれる作品が制作されています。

 そして、禅僧・西山禾山、美術界の先覚者・岡倉天心の2人の偉大な思想家に出会い、精神的な影響を受け、田中の制作はひとつの方向を持つよう になります。この時期には、「活人箭」「尋牛」など禅問答や東洋の歴史的故事を題材に、精神性を重視した作品を発表しています。

 その後、西洋のリアリズムの影響を受け、東西の表現形式を融合した「転生」、大和絵を生んだ日本人の明快華麗な感情を、見事に表した代表作 「鏡獅子」など近代彫刻史に残る名作を生み出しています。

 長い制作活動の間に生み出された作品は多彩ですが、対象に向けられた田中の鋭い観察眼と深い思想が伺えます。


  

(中)鏡獅子試作裸形  (右)灰袋子

  

(左)良寛上人像  (中)気楽坊  (右)幼児狗張子

  

  
(左)尋牛  (中)慶典読書奉仕  (右)雲林
  
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